Q&A

稼働中設備のPMCラダー改造に関する問い合わせ事例

こちらの記事はPMCラダー屋へ過去にお問い合わせいただいた内容をもとに、Q&A形式にして記事を作成しご紹介しています。同様のご質問、お問い合わせ、お困りの内容がある方はぜひ参考になさってください。

Q1. PMCラダーの修正は可能ですか?

A: 修正は可能ですが、ご使用の設備に機械メーカーが作成した「カスタム画面」や「カスタムメニュー」が組み込まれている場合、ラダー改造のみでは画面制御が削除され、正常に機能しなくなる可能性があります。
特に、Pascal制御によるソフトウェアが含まれている場合は、設備メーカーでなければ改造ができません。


Q2. 事前に調査はしてもらえますか?

A: はい、可能です。ただし、訪問調査は基本的に依頼ベースで行われます。
遠方への出張調査については別途手配が必要になるため、日程調整が必要です。


Q3. 訪問調査・改造の費用はどれくらいですか?

A: 目安として、以下の費用が発生します。

  • 移動・調査・作業費・ほか: 円
  • EPROM(4個): 型式によるが、およそ@円/個
    • 設備用2個+バックアップ用2個を用意
  • 交通費: 実費(高速料金・ガソリン代など)

具体的な費用は、設備の状況や改造内容によって異なるため、事前に見積もりが必要です。


Q4. 作業当日に機械をどの程度停止する必要がありますか?

A: 作業内容により異なりますが、以下の時間が目安です。

  • ROMカセットまたはROMのコピー取り(電源断時間): 約10~20分
  • 設備の調査(画面確認・操作盤チェックなど): 約10~30分
  • 改造後のROM交換・動作チェック: 約30分~

作業の効率を考慮し、設備停止の時間帯を調整することも可能です。


Q5. 設備のメーカーによっては改造できない場合もありますか?

A: はい、一部のメーカーでは改造が難しい場合があります。
ご連絡いただいた牧野フライス製作所製の設備は、改造できないものが多いため過去の事例でも対応を断念したケースがあります。
ただし、製造年代によっては改造可能なものもあるため、事前調査が必要です。


Q6. 訪問予定時間は?

A: 目安として、※時~※頃の訪問予定で調整します。
ROMコピーを先に実施し、機械停止時間を最小限に抑えるよう調整します。
設備の状況確認や画面のチェックも併せて行うため、必要な時間はケースバイケースで異なります。


Q7. 実際の作業スケジュールはどのようになりますか?

A: 例えば、以下のようなスケジュールが想定されます。(以下は一つの事例です)

  1. 午前中(11:00~11:30頃到着)
    • 設備の現状確認
    • ROMコピー取り(電源断15分程度)
  2. 午後(12:00~16:00)
    • 設備の操作盤やNC画面の確認
    • 改造ROMの取り付けとチェック
    • 必要に応じた修正と動作確認

この時間内で作業を完了する予定ですが、実際の状況により調整が必要になる場合もあります。


まとめ

PMCラダーの改造は可能ですが、設備メーカーやソフトウェアの仕様によっては対応が難しいケースもあります。
作業の可否を判断するためには、事前調査が重要となります。
また、設備停止時間を最小限にする工夫も可能なので、作業スケジュールについては事前に相談して調整するとスムーズに進みます。

お問い合わせ・調査のご依頼は、事前の情報提供が重要ですので、PMCカセット型式や設備の詳細をお知らせください。

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