Q&A

CNC旋盤のROM取り外しとROMライター作業、壊れる心配は?【Q&A】

こちらの記事はPMCラダー屋へ過去にお問い合わせいただいた内容をもとに、Q&A形式にして記事を作成しご紹介しています。同様のご質問、お問い合わせ、お困りの内容をお持ちの方がいらっしゃると思いますので参考になさってください。

Q:CNC旋盤のROMを取り外してROMライターで作業すると、機械が壊れる心配はありますか?

A:ROMの取り外し作業とROMライターでの作業には、以下の2つのリスクが考えられます。

  • 物理的な破損:
    • ROMチップや基板の破損
    • コネクタまたはpin部の破損
  • データ破損・喪失:
    • 静電気によるデータ破損

Q:ROM取り外し時に、具体的にどのような作業をすると壊れる可能性がありますか?

A:物理的な破損については、以下のようなケースが考えられます。

  • 適切な工具を使わずに無理やり抜き取る
  • 作業スペースが狭く、無理な体勢で作業する

データ破損・喪失については、以下のようなケースが考えられます。

  • 作業者の静電気対策が不十分
  • 抜き取ったROMの保管方法が不適切

Q:ROM取り外し時の破損を防ぐには、どうすればよいですか?

A:物理的な破損を防ぐには、以下の点に注意してください。

  • 適切な工具を使用する
  • 十分な作業スペースを確保する
  • 慌てずにゆっくり確実に作業する

データ破損・喪失を防ぐには、以下の点に注意してください。

  • 静電気対策を徹底する
  • 抜き取ったROMを適切な方法で保管する

Q:機械メーカーに依頼しても、同じリスクはありますか?

A:はい、機械メーカーに依頼した場合でも、ROMの取り外し作業とROMライターでの作業には同様のリスクが伴います。

Q:ROMの改造は、誰に依頼するのが適切ですか?

A:ROM内容であるラダーの改造については、NCメーカーのFANUCは担当外であるため、これは機械メーカーに依頼するのが適切なルートであると考えられます。

Q:メーカーが対応しない場合、どうすればよいですか?

A:メーカーが対応しない場合は、ユーザーの責任において改造するしかありません。

Q:ROM取り外し作業とROMライター作業を依頼する場合、責任の所在はどうなりますか?

A:弊社では、ユーザーのサポートという立場でお手伝いさせていただきます。最終的な責任は、ユーザーに帰属します。

Q:ROM取り外し作業とROMライター作業の実績はありますか?

A:弊社では20年以上、FANUC製CNCのROM改修・修繕のための取り外し作業とROMライターでの書換・改造作業のお手伝いをしておりますが、作業により不具合が発生したことは一度もありません。ただし、着手時のROM状態があまりにも不安定であったり、物理的に破損しやすい状態になっている場合、100%完全な作業を保証するものではありません。

Q:ROMが壊れた場合の修理は可能ですか?

A:ROMが壊れた場合の修理に関する相談は頻繁にあり、診断や修理・再生などの対応も行っております。状況に応じて対応すべきことが変わりますので、その都度ご相談ください。


上記はあくまで一般的な情報です。お客様の状況に合わせて、最適な対応をご提案いたします。CNC旋盤のPMC-ROM取り外しとROMライター作業についてお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。

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