2021年も残りわずかとなりました。
今年も結構な数のPMC-ROMを作成してきました。
ラダープログラムの改造もしましたが、バックアップ業務もそこそこ多かったです。
以前から「壊れる前のバックアップ」を提唱していますが、その中でも結構な古さのFANUC 10M,11M の案件もありました。
FANUC Series 10/11/12 といえば、だいたい1985,6年くらいの「新製品」でだったと思います。
最大4軸制御+主軸制御の10シリーズ
最大5軸制御+主軸制御の11シリーズ
最大15軸制御+主軸制御の12(M)シリーズ
と、この辺を見たら、たしかに今でも実用的な仕様です。
1985年、1986年といえば20年どころか、35年ほど前の商品なんですが、まだまだ現役として生産ラインで活躍中の工作機械が、数多く存在しているんです。
日本製の設備が丈夫で長持ちというのは、かなり前から言われていますが、海外での評価の前に、日本国内で鍛え抜かれた工作機械メーカーの努力の結晶によるもの。と考えたら納得できるんではないでしょうか。
今では、軽薄短小こそがよい機械、と見るところもありますけれど、しっかり長く使えるものを作る方が、結果的にはエコなんじゃないかな、と思っています。
機械設備の正規ユーザー登録されていれば、FANUCからは保全用途として、写真のPC CASSETTEなども入手可能となっています。
代品のカセットがあれば、機械が故障する前に「正常な状態のデータ」をコピーすることで、突発的なROM故障に短時間で対処できることになります。
いったんデータが壊れたROMを再生するには、かなりの時間を必要としますし費用もかかります。
その間、設備がストップしたままになるため、まともに生産できず、損害がさらに大きくなるのは明らかです。なので「壊れる前のバックアップ」を計画的に行うことが、とてもともて大事なのです。
弊社では、ROM(データ)破損後の突発事案にもできる限り対応しますが、完全なる復旧が100%ではないことも事実です。
壊れる前のコピーは、確実にプログラムやデータが保存できるため、まずはバックアップコピーの作成を計画してくださいませ。これは切にお願いします。
弊社へのお問い合わせは、お問い合わせフォームからご遠慮なく送信してください。
もしお問い合わせフォームが動かない場合、NTTの提供しているWeb電話帳、iタウンページから アネックソフト株式会社 を検索してお問い合わせいただいても結構です。
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